みだれ髪の3カ国語(日英西)日記

夢見るフランス絵画展 2014/11/01 12:18

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旅行


渋谷のbunkamura ザ・ミュージアムで開催中の「夢見るフランス絵画 印象派からエコール・ド・パリへ」展に行ってきた。
http://yumemiru2014.jp/
(12月14日まで。その後は、北海道、栃木(宇都宮)に巡回。)

この展覧会は珍しく正式な前売り券を買った。といっても、8月7日の早朝に友人から電話でたたき起こされ、「早割ペア券(2人で2000円)が明日までだから買っておかない?」と言われたからであって、特に気合が入っていたわけではない。
パンフレットを見る限りでは、自分の好みの絵が多かったが、見たことがある絵ばかりなので、新しい発見はないかもね~、という感じであまり期待はせずに出かけて行った。

今回展示されている作品は、海外の大きな美術館所蔵のものではなく、すべて日本の個人コレクションである。
作品数は71点。点数は標準的だが、難解なものはないし、名前を初めて聞く画家もいなかったので、説明をじっくり読む必要もなく、さほど時間はかからない。

第1章 印象派とその周辺の画家たち
セザンヌ2点、シスレー2点、モネ4点、ルノワール7点、ボナール1点、マルケ1点。
それなりにほっとする絵ばかりだが、今回展示されている中では、ルノワールの作品が最も存在感があった。

<ド・ガレア夫人の肖像>
http://yumemiru2014.jp/images/W-Renoir-700.png

<宝石を付けたガブリエル>
http://yumemiru2014.jp/images/W-Renoir2-700.png

親近感のわく、豊満な女性たち。柔らかく美しい色彩だ。

<タンホイザーの舞台(第1幕)>
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/7b/80de672cf892e218711759e8b4f070af.jpg
は、ルノワールの作品としては珍しい題材のように思えたが、私が知らなかっただけだろうか?

第2章 革新的で伝統的な画家たち
ルオー6点、ヴラマンク10点、デュフィ2点、ドラン2点。
ルオーやヴラマンクの絵は、好きな人にははまるのかもしれないが、私はどうも好きになれない。
デュフィはよかったが、「デュフィ展」(過去の日記-> http://alcom.alc.co.jp/users/104224/diary/show/341882
 )でたくさん見てしまったので新鮮ではなかった。というわけで、この章は、さっと見て終わり。

第3章 エコール・ド・パリの画家たち
ユトリロ11点。マリー・ローランサン4点、モディリアーニ2点、藤田嗣治6点、シャガール4点、キスリング7点。
シャガールやモディリアーニは予想通りよかったが、この章でかつ、展覧会全体で見てよかった!と思ったのはユトリロの作品だ。

モーリス・ユトリロ(1883-1955)については、画家シュザンヌ・ヴァラトンの私生児(父は有名画家?という説もあり)、恵まれない生活環境、アルコール依存症や精神病、などの負の私生活の部分はよく聞いても、実際の作品をまとめてみたことがなく、なんとなく暗いばかり描いていそうなイメージを持っていたが、そうではなかった。

<サクレ=クール寺院の丸屋根とサン=ピエール教会の鐘楼>
http://blog-imgs-70.fc2.com/b/e/s/besozotive/20140601160957b5c.jpg
は絵葉書があったので買ってきた。
<エクーアンの教会と郵便局>や、<雪のモンマルトル界隈>など、他にも気に入ったものがたくさんあったのだが、画像が探せず残念だ。

ユトリロはフランス人だが、エコール・ド・パリの画家たちには外国人が多い。
モディリアーニはイタリア人、藤田は日本人、シャガールはロシア生まれのユダヤ人、キスリングはポーランド生まれのユダヤ人。
当時、フランスは第1次大戦前の繁栄を謳歌していた頃。
芸術家たちにとっても、憧れの場所であったのだろう。

あまり混雑もせず、ゆっくり鑑賞できた。
好きな絵を見て、少しは勉強になり、十分元が取れた感じである。


ブラボー(11

コメント (18)

arakaneigodaisuki
arakaneigodaisuki
2014/11/01 13:15
紹介された絵画を見て皆素晴らしい。
パソコンで見てもそう思うので、実物を見るとより一層感動するのではと思ってしまいます。
特に<サクレ=クール寺院の丸屋根とサン=ピエール教会の鐘楼>の色彩が気に入りました。
みだれ髪
みだれ髪
2014/11/01 14:12
みぃママさん、あどらーさん、futebolさん、arakaneigodaisukiさん>
ブラボーをありがとうございます!
みだれ髪
みだれ髪
2014/11/01 14:17
arakaneigodaisukiさん>
コメントをありがとうございます!
今回の作品は、比較的写真やパソコンで見ても美しいと思えるものが多かったのですが、それでもやはり本物を見ると感動しますね。すべて日本にあるものなので、又ご覧になる機会があることと思います。
特に<サクレ=クール寺院の丸屋根とサン=ピエール教会の鐘楼>を気に入っていただけてうれしいです。
Shizuka.
Shizuka.
2014/11/01 15:26
私も木曜日にこの美術展に行ってきました。特に心に残ったのはルノワールとユトリロの作品でした。ユトリロの作品。いい作品が多かったのでまた戻ったりしてゆっくり楽しんで見ました。行って良かったです。ユトリロの作品を見ていたらパリへ行きたくなりました。

みだれ髪
みだれ髪
2014/11/01 15:28
Shizuka☆さん、SPVMSVさん>
ブラボーをありがとうございます!
みだれ髪
みだれ髪
2014/11/01 15:33
Shizuka☆さん>
コメントをありがとうございます!
やはり、今回は、ルノワールとユトリロですよね。ユトリロの作品は町の様子などがわかり、行ってみたくなりました。混雑していると前へ前へと進まなけれならなくなりますが、(笑)、好きなようにみられてよい展覧会でしたね。
木曜日に行かれたんですか?私もです!もしかしてどこかですれ違っていたかも!?
アバターのようなかたは見かけませんでしたが。(笑)
anne-sun
anne-sun
2014/11/01 20:22
私もパンフレットを見ながら、すべて日本の所蔵絵画、それも個人のコレクションからと知り驚きました。日本の文化レベルは近年ますます高くなってきましたね。見たような絵画ばかりかもしれないとあまり期待をしていませんでしたが、楽しめそうでうれしいです。大体美術展のタイトル「夢見るフランス絵画」、観客をひきつけそうですね。特別に情報を前もって準備することなく楽しめそうなのが魅力的です。近いうちに見てくるつもりですので、また感想を書きにまいりますね。私もブリジストンの美術展を日記にすぐ書いてしまいました、忘れないうちにね!
Turner
Turner
2014/11/01 20:38
サクレ=クール寺院の丸屋根とサン=ピエール教会の鐘楼の絵を見てあっと声を上げました。

これ、子供の頃カレンダーか何かで居間にかかっていた絵だったんです。

鮮やかな色彩の絵ですね。
ポピンズ
ポピンズ
2014/11/02 01:40
エコール・ド・パリ・・地名か何かなのかな?と、思っていました。そういう意味だったのですね! とても勉強になりました^^
みだれ髪
みだれ髪
2014/11/02 18:45
ポピンズさん、Tarocchさん、Mamadさん、anne-sunさん、maytaさん>
ブラボーをありがとうございます!
みだれ髪
みだれ髪
2014/11/02 18:50
anne-sunさん>
コメントをありがとうございます!
展覧会で作品一覧を手にして、いつもなら1つずつ**美術館蔵とか書いてあるのに、その欄がなかったので、あれ?と思いパンフを見て、国内の個人コレクションということを初めて知りました。
特に予習をしなくても気軽に楽しめる展覧会です。ご覧になったらまた感想をお待ちしています。期待しすぎずにお出かけくださいね。
「ブリジストン」の日記もあとで読みにまいりますね。
みだれ髪
みだれ髪
2014/11/02 18:53
Mamadさん>
コメントをありがとうございます!
サクレ=クール寺院の丸屋根とサン=ピエール教会の鐘楼の絵を、今に飾っていらしたなんて素敵なおうちですね!
私の両親はそんな高尚な趣味がなく、、というか、飾れる居間もなかったですが。(笑)
今回のユトリトの作品は色鮮やかなものが多く、楽しめました。
みだれ髪
みだれ髪
2014/11/02 18:55
ポピンズさん>
コメントをありがとうございます!
私も前はそう思っていましたよ。(笑)
展覧会に行くたび、何かしら勉強になるのがうれしいです。
anne-sun
anne-sun
2014/11/06 20:17
今晩は、今日行ってきましたが、あまり混雑せずにゆっくり楽しめました。個人の所蔵作品と聞き、何人かの所蔵作品を展示していると勝手に勘違いして、日本の文化レベルもすごいと思っていたら、なんとすべて一人の個人所蔵品と知りびっくりです、それに日本人のコレクターとか、驚きに拍車がかかりました。モネ、ルノワールはもう十分と思っていましたが、やはり目の前で見ると迫力があり美しいと再認識しました。ほとんどが名前を聞いただけで、作風が想像できる作品なのでリラックスしながら楽しめましたが、キスリングだけは実際7点も一度に見た覚えがないのでうれしかったですね、少女という絵画に興味を覚えネットで探しましたが見つからず残念です。彼女の大きなアーモンド形の目に見つめられているような錯覚におちいったので。この展示後、二度と見ることのない作品たちかもしれませんね。新しい時代を切り開こうとしていた画家たちの夢、さらにこれらの作品を集めたコレクターたちの想いが作品の中に込められているように感じ、一時、私も夢の中に浸ることができました。私も好きなユトリロの作品、見つかりましたのでここに紹介しておきますね。http://uploads7.wikiart.org/images/maurice-utrillo/the-maquis-of-montmartre-under-the-snow.jpg!Blog.jpg
みだれ髪
みだれ髪
2014/11/07 18:25
anne-sunさん>
再度のご訪問&コメントをありがとうございます!
ゆっくり楽しまれたようでよかったです。
モネやルノワールは、もう当分いいかな、と思いつつ、見るとまた癒されます。理屈抜きに、美しいのものは美しい、美術鑑賞の原点に戻れる感じでです。
キスリングは「ニューオータニ美術館」でたびたび見ましたので、意外とまた見る機会があると思いますよ。ただ、どれを見たのか?覚えていないのですが。
「夢みるフランス絵画」、ありそうで意外とないくくりの展覧会、時代の流れもわかってよかったですよね。

ユトリロの作品も探してくださってありがとうございます!白い中に赤の使われ方がいいですよね。というか、とにかく気に入った作品をまた拝見できてうれしいです。
みだれ髪
みだれ髪
2015/05/19 09:43
YoNさん>
ブラボーをありがとうございます!
みだれ髪
みだれ髪
2015/05/25 15:29
CheMaroさん>
ブラボーをありがとうございます!
みだれ髪
みだれ髪
2015/06/15 11:41
Nolanさん>
ブラボーをありがとうございます!
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