江面雄二の日記

先進国の公用語の謎。 2017/02/17 19:27

はてなブックマークに追加

その他


近代の先進国の公用語とは、純粋な「自然語」なのか。

まず、日本人が公用語にする日本語で解明しましょう。
明治政府が公布した、日本語の「訓令式ローマ字」。

た(ta)ち(ti)つ(tu)て(te)と(to)。
は(ha)ひ(hi)ふ(hu)へ(he)ほ(ho)。

実は、これに何の疑問も抱かない人は今でもいます。
しかし、第二次世界大戦後の「ヘボン式ローマ字」。

た(ta)ち(chi)つ(tsu)て(te)と(to)。
は(ha)ひ(hi)ふ(fu)へ(he)ほ(ho)。

「ヘボン式ローマ字」は簡単に言うと、「英語式ローマ字」です。
「騎士」という英単語をカタカナで表記すると「ナイト(Knight)」。その複数形の「Knights」は、「ナイツ」と表記されます。
戦いを意味する「ファイト(Fight)」、聖歌を意味する「チャント(Chant)」。

「ファ」と「チャ」は現在の日本人には簡単に発音できます。これは、現在の日本語が、戦後の文部省が公布した、英語式ローマ字で日本人は理解しているのです。

では、「ち」、「つ」、「ふ」にあった、「ti」、「tu」、「hu」はどうなったのか。現在の日本人には、反対に英語に詳しくないと、発音すらできません。
実は、「シ」、「チ」、「ツ」、「フ」は、外来語のカタカナ表記以外ではほとんど使われません。戦後、英語の発音を表記するために誕生した音節なのです。

明治政府の「日本語」と、第二次世界大戦後の「日本語」は、意識的に、その日本語がつくり直されているのです。現在の日本語は「人工語」です。


ブラボー(6

コメント (2)

江面雄二
江面雄二
2017/02/17 19:27
英語教師には、英単語の「too」の発音を教える時、「ツウ」と教える人はいません。「トゥウ」と教えます。私は、アルクの英語講座で、「トゥ」という音節を教える先生や通訳をたくさん知っています。「トゥ」という表記は、英語教師なら誰でも知っている「tu」の発音です。
江面雄二
江面雄二
2017/02/17 19:28
私が小学校低学年の時、し(shi)の発音が苦手でした。何度、発音しても「si」になっていたのです。私は「shi」の発音に気づいていませんでした。しかし、ベロを上あごにべたっと近づけて発音したら、先生に「よく出来ました」と言われました。小学生の発音練習は、アメリカの小学生でも大変です。
コメントを書く