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"Hamlet" by SL Shakespeare Company 2008/03/03 22:43

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シェイクスピア作の悲劇『ハムレット』の第一幕第一場(Act1 Scene1)がSecond Lifeで公開された。しかも、Second Life内にあるグローブ座の中で!友達に教えてもらい、昨日Second Lifeのグローブ座を訪問してみたが、本物さながらの見事な建築で感動してしまった。

YouTubeは、Second Life内で演じられている『ハムレット』の動画だ。観てもらうとわかるが、非常によくできている。

ざっと、第一幕第一場の登場人物とストーリを紹介しよう。

【登場人物】
バーナード:国王の衛兵
フランシスコ:国王の衛兵
マーセラス:国王の衛兵
ホレイシオ:ハムレットの腹心の友

【ストーリー】
時間帯は深夜。バーナードが門番をしている。そこに門番交代でフランシスコが来る。バーナードが去ろうとしたちょうどそのとき、ホレイシオとマーセラスがやってくる。彼らは、亡霊がまた出たのか確認しあっている。亡霊の正体は、ハムレットの父である元国王であると彼らは確信を持って話している。そんな中、亡霊が現れ、亡霊に話しかけるが、亡霊は何も言わずに消える。もしや、ハムレットなら亡霊は何かを語るかも知れぬ、そう思い後日ホレイシオがハムレットに伝えることを決める。


第一幕第一場だけなので、話は短いが、Second Lifeでこれだけのものを作るのは大変だ。それに、アバターの表情を見てもらいたい。顔の筋肉が非常にリアルに表現されている。特にバーナードの表情がよくできている。

この『ハムレット』は、SL Shakespeare Companyというところがやっている。第一幕第一場は、去年の年末あたりか?にできたばかりのようだ。

おまけの話だが、『ハムレット』の原作は2種類ある。初期に作られたクウォート版と、その後作られたフォリオ版。このYouTubeは、クウォート版の台詞にて劇が作られているようだ。

フォリオ版とクウォート版の区別は、次の台詞のところで判別できる。

バーナード:おい、ホレイシオは一緒か
ホレイシオ:少なくとも、手はここに。
バーナード:よく来てくれた、ホレイシオ。よお、マーセラス
マーセラス:おい、例のものは今夜も出たのか。

この最後のマーセラスの台詞「おい、例のものは今夜も出たのか」は、クォート版ならホレイシオの台詞なのだ。YouTubeでは、ホレイシオがその台詞を言っているの(1:33辺り)で、クォート版と判断できるわけだ。

参考までに、読書マラソンに投稿した『新訳ハムレット』を以下コピペ。
http://alcom.alc.co.jp/communities/106/entries/show/9638


ブラボー(1

コメント (5)

あき
あき
2008/03/04 10:00
へ~こんなのがあるんだね。
椰子の実
椰子の実
2008/03/04 11:12
あっしは「Second Life」ってぇなんだか知らねーが、この登場人物きちんと口パクしてて、てえしたもんだな。しかしよぉ、ちょっと怖かねぇか?この顔。
H.Mills
H.Mills
2008/03/04 11:36
あきちゃん

日本にいても、イギリスのシェイクスピア劇を楽しめる仮想空間って面白いなぁと思ったんだよね。今みたいに療養中で、外出ができないときにちょっとだけ海外旅行できる。

うっかり椰子べゑ、

顔、ちょっと怖い。たぶん、ハムレットの最終幕は逆に死体がリアルかも。
 Martha
Martha
2008/03/04 23:23
これってスゴイね。初めて見たとき顔だけ生身の人間かと思いましたよ。何言ってんだか、誰がホレイシオだかマーセラスだかわかんないけど、一度もつまんねーとは、思わなかったなあ。british english はやっぱいいっすね。。。
H.Mills
H.Mills
2008/03/05 11:53
そうそう、あたしも写真つかっているかと思ったよ。かなり顔の汚れというのか、リアルに表現されている。実際のところ、スキン(顔)がどのようなしくみで作られているかは知らない。もしかしたら、本当に写真を顔という三次元画像に貼り付けている可能性もある。

eelさん、British Englishが好きなのかー。あたしもだ。厳密には、Aussie Englishだけど。
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