
『プログラマのための論理パズル 難題を突破する論理思考トレーニング』 2009/03/27 00:04
『プログラマのための論理パズル 難題を突破する論理思考トレーニング』
Dennis E. Shasha著
吉平健治翻訳
オーム社
(2009/3/25)
http://www.amazon.co.jp/dp/4274067556/ref=pd_rhf_p_t_1
今回、わたしはこの本の出版にあたり、翻訳者の吉平さんのおかげで、企画から査読までするという機会に恵まれた。まずは、このような素晴らしい機会を与えてくれた吉平さんに感謝するとともに、オーム社の編集者の方々、そして、忙しい中、レビューに協力してくれた友人らにお礼を申し上げたい。
この本の面白い点は、「プログラマのための」論理パズル本であることだ。一般的な論理パズル本とは違い、コンピュータサイエンスでよく知られた技法(焼きなまし法や遺伝アルゴリズムなど)を使ってパズル問題が作られている。おそらく私の知る限りでは、マイクロソフトで出される問題集といった本はあったが、コンピュータサイエンスからのアプローチで作られたパズル問題集は日本で初ではないかと思う。それゆえに、日本のエンジニアがこの本の問題を解くことで、その能力を高める一助となることを期待したいし、またそうなることで本としての価値や意義もあるかと思う。
そもそも論理パズルがなぜプログラマに有効なのかということなのだが、これはMicrosoftやGoogleで面接問題として使われていることでもわかるように、エンジニアに必要とされる思考プロセスとパズル問題を解くときの性質が非常に類似しているからである。以下、吉平による分析だが、各開発フェーズにおけるパズルとの類似点である。
1.「機能・要件定義」では提示された問題を深く観察・理解し、開発すべき目的を明確にしなくてはならない。これはパズルの題意を理解することに相当する。
2.「設計」では、パズルを解く手法そのものに相当する。
3.「コーディング」では、アルゴリズムのひらめきやコードレベルでの例外処理を網羅するといったことがパズルでの制約条件を正確に見抜く力に似ている。
4.「テストケース作成」では、解法の仮説を立てて仮の解答を導く力がテストケースのカバレッジに生かされる。
5.「デバッグ」における、限られた情報から隠れた本質を導きだす作業は、まさにパズルにおけるケース分析に等しいといえる。
このようにパズル問題というのは、プログラマやエンジニアが陥る思考の罠が程よく仕掛けられている。そのため、パズル問題を解くことで、本番のプログラミングなどで罠にひかかからないよう鍛練することができるのだ。
この本で出題されている問題は、はっきりいって難易度は高い。わたしも査読しながら、パズル問題が解けずに相当に苦しんだ。問題が解けずに唸っているうちにそのうちのたれ死ぬんじゃないかとすら思ったほどだ。ただ、この難易度の高い問題を作れる人も世界的に少ない。その意味でもShasha教授の存在は貴重で、このような論理パズル問題をよく使うウォールストリートの住人たちも一目おいているらしい。
まぁ、それにしても、査読中は非常にエキサイティングなことが次々と起きた。最も印象的だったのは、査読中に原著の解答よりもさらによい解答が数問見つかったことだ。1問じゃなくて、数問ですよ。さすがに、これにはShasha先生も驚いたらしく、"You are far and away the most impressive reviewers/editors.I have ever seen. No wonder Japanese technology is so excellent!"とまでいっていた。この言葉からもわかるように、作業中の興奮はかなりのものだった。
また、原著で解答者として紹介されていたTomas Rokickiさんがいるのだが、彼はルービックキューブの手法を25手で揃えることができるといった凄い人だ。(彼のサイトをみると、今はさらに2手短縮し、22手でできるといっている。http://tomas.rokicki.com/)その彼の解答よりもよい解答をオーム社の編集者が見つけ出し、なんと、このRokickiさんと直接、解答の確認を行うという驚きな展開もあった。いやー、まさかまさかの展開だ。
他にも、今回レビューをお願いしたわたしの友人であり、スーパープログラマでもあり、大のパズル好きの松本貴之さんは、自らプログラミングを組んで、よりよい解答をみつけだしたりして、本当に面白かった。
本書にはよりよい解答を出した日本サイドの関係者は名前を記載しているので、探してもらいたい。漢字で書かれた日本人名があったら、間違いなく今回の翻訳作業中に発見された解答である。
この査読はかなり燃えるものであったのは間違いない。それゆえに、この本に対する関係者の思いもかなりのものである。わたしは、この査読メンバーに加わり、約2か月の作業だったが、大変貴重な経験ができたと思う。
今後、多くのプログラマやエンジニア、あるいはそういう人たちを採用したいと考えている人事の人たちに読んでもらい、日本のコンピュータ業界が発展してくれればいいなと思っている。
ちなみに、この本の読者向けにディスカッションサイトを用意している。本書を読んで、「よりよい解答をみつけたぞー!」という人や「解答が間違っているんではないか」といった指摘はこのサイトに投稿してもらえればと思う。
http://solgroupjapan.com/ppp/
special thanks:
以下、今回非常にお世話になったレビュワーのみなさまである。ありがとうございました。
1.パズル好きなスーパープログラマ・松本貴之さん
(mixi ID: 2008611)
2.論文提出直前にも関わらずお手伝いいただいた東京大学情報生命科学専攻助教・斉藤太郎さん
http://leoclock.blogspot.com/
3.記憶力と勉強量が半端じゃない金融系SEのmasutongさん
http://timebook.exblog.jp/
4.見事社内でシリコンバレー行きを獲得したWEB系エンジニア・池田雅春さん
http://io-diary.com/mt/
5.吉平さんがお世話になっているニューヨーク大学コンピュータサイエンス学科研究准教授・関根聡さん
6.中堅SIerでPMとして活躍中のH.Sさん
7.オーム社の開発部の方々
コメント (35)
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2009/03/27 02:21
Millsっち、出版おめでとうございます!焼きなまし法?(何かい、ナマシって野菜でも焼いたのかい?)・・・とほほ。上に説明してあることはあんまり理解できないのが残念。
それでも、作業中の興奮の伝わってくる書き込みに、私の心も躍りました。企画段階からの参加で出版にこぎつけたのだから、喜びもひとしおでしょうね。よかったね。I am really proud of you! |
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2009/03/27 02:29
東雲っち
ありがとう。ホント、査読はしんどかったけど、一緒に作業した人たちがみんな優秀で次々と面白いコメントや解答を見つけ出すので、楽しく最後までやれました。 この本の出版に関われてよかったと思うよ。何気にアマゾンのランキングがいいのも、こっそり嬉しかったりもする。オーム社っていうカテゴリーで第1位、ロジカルシンキングで第2位って、なんかすごい。予想guy。 |
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2009/03/27 09:31
Millsさん! ご出版おめでとうございます。しかし内容を拝読するに…スーパーウルトラ文系のくろめには、難解そうでございます。
でもって原著よりもさらによい解答!! それはエクサイティングな体験でしたね。 えー難しそうなりにポチッてみたいと思います。Let's go アマゾーン♪ |
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2009/03/27 12:39
なあるほど、1冊GETしてくっか。
確かに、パズラー兼プログラマで有名な人はいるなぁ。 何といっても一番は、富士通創業者というか、日本のコンピュータの父と呼ばれている池田敏夫がパズラーだったことだろうか。 生来のパズラーなら、Steve Wozniak であろうか。 プログラマになる道筋の1つとして、パズルを使って論理思考を鍛えるのはあってもよいかな。 一時、パズルを使って論理的思考を鍛えねばというのが2000年前後だったと思うが、あるていど流行りだしたと思うが、何しろ教える方も、教わる方も大変で、楽な方に流れるということで、かなり力が弱まった。それから、もっと前にも、そういう時期があり、アルゴリズム系の授業があったが、演習の大変さから自然消滅しちまった。 今のパズルブームでちょっと盛り返しているので、もうちょっとなんとかならぬかな、今のエンジニアはチェンジニアに過ぎないのが多くて、困ったもんである。 まあ、いろいろあるが、とりあえず読んでから考えよう。 |
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2009/03/27 16:00
池田敏雄(文字を間違えてた)
h |
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2009/03/27 20:56
買ってきちゃった。
書店で本を手に取った瞬間に驚いたことがある。 「えっ、何で?」 中身を見る前に、頭が疑問だらけになった。 重いのである。本が、やたらに重い。 書店の人が、この本の束を持ったとき、予想が外れて、ぎっくり腰になったりしないか心配になったのである。 で、内容だが、まだ見ていないのだ。 |
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2009/03/27 22:39
>エンジニアに必要とされる思考プロセスとパズル問題を解くときの性質が非常に類似している
設計って、ある意味パズル。 そして、最適化問題。 だから、これってすごい納得。 類似ってより、そのものかも。 >焼きなまし法や遺伝アルゴリズム ヒューリスティック、準最適化の手法ですよねー。 大学時代にちょっとかじってましたよ。 これって、設計自動化ツールなんかでも使われたりします。 ますますこの本に興味津々。 あらら、Amazonでは品切れ中ですね。 近くの本屋さんで探してみます! |
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2009/03/27 22:55
みなさま、はじめまして、本書訳者の吉平健治です。
まずは、Millsさん、コミュニティにて本書のご紹介をいただきありがとうございます。 ご紹介にあるよう、掲載されたパズルは難解です。パズルの出題意図を理解するだけでも、苦労するかもしれません。ですので、人によっては鼻から毛嫌いしてしまう方もおりますでしょうし、四六時中どっぷり本書のパズルにはまってしまう方もいらっしゃると思います。 翻訳作業にあたっては、想像以上の苦労がありました。単なる訳ではなく、上で申し上げたよう原著のパズルの「本質」を理解すること自体から始めなくてはなりません。初めてパズルを解いたときでは見つけられなかった、表面だけ見ていては分からない奥深いパズルの本当の意図を探らなくてはならなかったからです。幸い、原著者のShasha教授には私の細かい疑問にも時間をかけて付き合ってくれたので、なんとな最終的には日本語にすることはできました。しかし、まだまだ、一読しただけですんなりご理解いただけないところもあるかと思います。これについては敢えて意訳した簡易な表現を使うよりも、原著の表現を尊重しました。読者の方々にもパズルの本意を考えるいい考えになる機会になるのではないか、というのも一つの理由です。 パズルとはあまり関係のないShasha教授のユーモアの表現についても、翻訳に苦労したところがあります。これは、すべての翻訳作業にあてはまることですが、一筋縄ではいかないところに、まさに今回のパズルと同じように、「言葉」の奥深さを感じました。 訳者前書きでも申し上げていますが、本書が、こういったパズル的思考方法が日本の多くのプログラマに普及する「きっかけ」になれば、訳者としては大変光栄なことです。結果、日本ののコンピュータソフトウェア全体に貢献できることを切に願っております。 また、このアルコムのコミュニティには翻訳を業とされている方が多くいらっしゃるお聞きしました。みなさまから、ご意見、至らぬ点のご指摘などをいただければ幸いです。 吉平健治 |
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2009/03/27 22:59
パソコン初心者@ひつまぶし さま、
ご購入、大変ありがとうございます。 私も編集部より出来上がった書籍をもらったとき、その重さ(高級感?)や紙質に驚きました。原著はペーパーバッグですので、一般的にいっても日本の書籍の装丁、品質の高さには驚くばかりです。 パズルですが、上で申し上げましたよう、かなり難易度が高い(ひねくれている?)ものが多いです。お時間をかけて、挑戦していただければと思います。 率直なご意見をまた伺えたら幸いです。 |
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2009/03/27 23:07
lo-co さま、
コメント、ご興味をいただきありがとうございます。 細かい内容はぜひご購入いただいてから :) になってしまいますが、今回のパズルでは多くのヒューリスティックを紹介し、その詳細を解説するというものではありませんね。 どちらかというと、プログラマーにはあまり馴染みがない 「ヒュリースティックな発想を紹介する」 「ヒューリスティックな手法で現実問題にどのように対応するか?」 というのが特徴だと思います。 よりいろいろな種類なヒューリスティック手法を学ぶのであれば、中でもShasha教授が紹介されているテキストをご参考にされるといいと思います。 |
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2009/03/27 23:19
くろめちゃん さま、
コメントありがとうございます。 確かに「プログラマ」や「コンピュータ」という切り口でみると、文系の方には、一瞬、抵抗があるかとおもいますね。 とはいっても、パズルはパズルですので、皆さんにもお楽しみいただけると思っています。 たとえば、2人で対戦するゲームのお互いの戦略を考えたりするパズルもあったりして、日本で流行ってる(ました?)マンガの『Liar Game』を彷彿させる問題もあります。 (といっても、難しい問題ばかりですが・・・) |
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2009/03/27 23:26
>吉平健治さん
作者様にコメントいただき、大変うれしいです!!! >どちらかというと、プログラマーにはあまり馴染みがない > 「ヒュリースティックな発想を紹介する」 > 「ヒューリスティックな手法で現実問題にど>のように対応するか?」 >というのが特徴だと思います。 さらにこの本に興味が沸いてきました! 読んだ後に、「細かい内容」について、いろいろ語り合えたら楽しそうですねー! |
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2009/03/27 23:31
訳者から直接コメントもらえるなんて、とてもアルコムはラッキーなところですね。
以前、パズルプログラミング勉強会をやっていて、かなりの種類のパズルのプログラミングを皆でやりました。皆の腕が上がり過ぎて飛んでもなく高速になったのと、パズルを解くだけでは面白くなくなったのと、忙しくなったとかが重なって休業中です。 開催していたころ、腕の良いパズルプログラマは、ある種のプログラムをやっている人々でした。まあ、考えてみれば、毎日の開発作業がこれほどパズルな世界もないかなと思われる分野でした。 <クイズ> さて、このやたらに上級パズルプログラマが多いIT分野はどこだったでしょうか? |
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2009/03/28 00:16
Millsさん出版おめでとうございます!
この度は、レビュワーに選んでいただきありがとうございました。 本当に貴重な体験でした。 パズルに頭を悩ませていた日々がなつかしいです(笑) 難易度の高い、プログラマー向けのパズル本って今まであまりなかったですよね。 パズルとシステム開発を結びつけている点が面白かったです。 ターゲットを絞った事が予想以上の売れ行きにつながったのでしょうかね。 プログラマーとしてのスキルを磨くためにも、もう一度最初からじっくり楽しんで取り組んでいきたいと思います! 僕のブログでも紹介させていただきましたのでよろしければご覧ください。 h 同業界の友人にも広めておきますね^^ |
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2009/03/28 02:25
>lo-co さま、
>パソコン初心者@ひつまぶし さま、 こちらこそ。 といっても、こういったところに作者が登場するのは、、あまり良くないという考えもありますよね。 正直なご感想をいただきたいとき、逆に、顔が割れていると、読者の方々には気を遣ってあまりネガティブなコメントをおっしゃられなくなる場合があります。 私としては、すべてのご意見を参考にしたいので、逆に至らない点などをご指摘いただいたほうがうれしいです。 ですので、ぜひ、いいこともわるいことも、フィードバックいただければ幸いです。 Millsさんが、ディスカッションサイトを作ったので、そちらで議論できればいいですね。まだ、エントリはありませんので、皆様のご協力をお願いいたします。 h |
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2009/03/28 02:26
M-haru さま、
この度は、お忙しい中、貴重なお時間を割いてレビューにご協力いただき大変ありがとうございました。 あとがきでも申し上げましたが、改めてこの場でお礼申し上げます。どうもありがとうございました。 あとは実際に、多くの方からフィードバックをいただいて、さらによりよい解答やパズルをまたShasha教授に送り付けたいですね! |
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2009/03/28 14:42
> h
とりあえず登録した。まだ誰もいないみたいだ。寂しい! |
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2009/03/28 15:39
「プログラマのための論理パズル」買ってきましたぁ~。
使用している紙が良い紙です。まだ、こんなことしかコメントできません(苦笑) パソコン初心者さんの言う重い本の理由は、内容もさることながら紙質かもしれません。 ついでにJAVAのAWTとSwingの勉強を少ししてきました。先ほど日記に書きました(笑) いろいろ見ているうちに、目についた予定してしない数学についての本を購入して合計約5千円がすっ飛びました。 アウ~ッ 春なので、これからミニ農園関係の費用がかかるのに~。 |
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2009/04/06 00:58
くろめちゃん、lo-coさん、fujiの旦那、サガさん、
この本、手にとって読んでもらったところでしょうか。なかなか骨太な本ではないかと思います。実際に読んだ感想などあれば聞きたいところですね。 ここだけの話、この本を小飼弾さんに直接渡すことができたので、どう評価されるか楽しみなところであります。ワクワク。 |
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2009/04/14 07:06
『プログラマのための論理パズル』の書評が、IT業界人なら絶対に知っているアルファーブロガーであり、プログラマであり、著者でもある小飼弾さんに書評をいただきました。
h 小飼弾さんに書評いただいてから、アマゾンの総合ランキングがいっきに100番台になり、その影響力の凄さに驚いております。 しかし、そういったことよりも、この本は、プロのプログラマやエンジニア、理工学部出身の人たちや純粋な論理パズル好きには絶対楽しんでもらえると確信しておりましたが、なかなかその実感が得られずにいました。 そこにきて、小飼弾さんが書評で、このパズル本を「知恵の輪を弄ぶように」楽しんでいると書かれてあり、嬉しさがこみあげました。 あまりに嬉しかったので、こちらに小飼弾さんのブログをご紹介させていただきます。 |
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2009/04/15 05:40
足らざるを知るサガ さん、
遅くなりましたが、ご購入いただきありがとうございます。 小飼弾さんのブログに取り上げられたことにより、より多くの人に本書を知ってもらえる機会が増えたことはうれしいことです。 また、このような難問のパズルに挑戦したいという興味を持っていることが日本に潜在していることが分かり、それは大変うれしいことでした。 小飼弾さんは、「一学期」分を2520円で購入できるのでお買い得とおっしゃっていましたが、それでも2520円の本というのはちょっと高めだと私は思っています。購入してくださった方、改めてお礼申し上げます。 ですので、もし、すこしでもご興味があれば、まずは書店でお手にとってみて、いくつかパズルに挑戦してみてください。ハマリそうだったら、そこでご購入していたけるとうれしいですね。 |
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2009/04/15 13:53
読む、考える、解くのに必要な時間を考えると、極めて安価な本だと思います。
離散数学大好きで、こういう問題はホイホイ解ける(作れる)けれど、プログラムはとんでもなくダメな人も知っているので、なかなか判断が難しい。IT全般が一通り分かっていて、こういう本も読んでいるような人は非常に欲しいですね。 こういう本を読んでいる(こういう問題を弄ぶ)IT技術者は、寿命の長いIT技術者になれるんではないかなぁ。複合技ができない人は、短命になるしかないと思う。 |
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2009/04/15 22:45
まだ少ししか読んでいませんが、文章もなかなかおもしろいです。
こういうのが授業だというのも驚きです。 公式にあてはめるのはなく、楽しく(ジタバタかもしれませんが)考えることを学ぶのには良いと思います。(たとえ正解がえられなくともです(苦笑)) 面接でパズル問題をだされて、もし、白板があれば思わず白板の前にたって立って考え方と解答を書きはじめてしまう人もいそうな気がします。(笑) 私の能力では、解くのが難しい問題がたくさんありそうですが、チビチビと楽しませていただきます。 |
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2009/04/15 23:12
『プログラマのための論理パズル』は、実に様々な問題があるため、おそらく得意な問題と不得意な問題とわかれるかもしれませんね。
まぁ、個人的な好き嫌いは置いておいて、査読中に印象深かった問題というのがいくつかありました。 まず、「パイの子供カット」問題の問題3。正方形のパイを9等分しろというものです。翻訳版ではカットされたのですが、原著には以下のようなヒントが書かれていました。 Hint:There is a Russian doll feeling about this one. ロシアンドールというと、マトリョーシカちゃんという人形の蓋をあけると、さらに小さいマトリョーシカちゃんがいて、というようにどんどん中に行けばいくほど小さくなっている仕掛けになっています。 わたしはこれをヒントに、内側にいけばいくほど小さくなる9カットの方法を考えていたのですが、そんな複雑なことを考えなくても、もっと単純な解答があったことが翻訳作業中に判明したのです。 本を買った方はP123にあるように、本当に小学生でも解けるんじゃないかと思えるほど単純に9つにカットする方法です。 どうも「マトリョーシカ」というヒントが逆に固定観念を生み出してしまったようです。 プログラマにとってこういう固定観念はいけませんね。いかにそこから脱するか問われますから。 なので、編集中は、このことを「マトリョーシカの呪縛」なんていってましたけどね。 パズル問題ではしばしば言われるのですが、問題を読んですぐにわかる答えは間違っています。しかし、解答がシンプルであればあるほど、スマートな印象をうけますね。 他にも思い出の問題はいくつかあるのですが、また追って。 |
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2009/04/20 10:42
やっと入手しました!
スーパーウルトラ文系くろめ、1問目(ケーキ)の1-fが出てきたところで、既に脳が笑い始めましたが、どうにか1問目に取り組みました…。えーっと、頑張ります^^;;;。 GWにエンジニアの従兄弟と兄にプレゼントしてみようと思います。彼らは得意のハズ…。 |
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2009/04/21 06:52
くろめちゃん
おぉ、入手しましたか。この本はいろんなパズル問題が含まれているので、好きな問題や得意な問題から解いていくといいですよ。 それにしても、あまり売れるはずのないこの手の本がやけにうれて増刷がほぼ決定し、本当にみなさまのおかげです。 ぜひ、エンジニアの従兄弟さんには楽しんでいただけるといいですね。くろめちゃん、いつもありがとうございます。 |
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2009/04/21 23:35
増刷、いいですね。
出版の勲章みたいなもんでね。 軽過ぎる本がずっと主力だったのだが、このところ、しっかりした内容の本も売れるようになって、いいことですね。軽過ぎる本はいくら読んでも無駄だと分かってきたのかな。 |
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2009/04/22 00:35
fujiの旦那
増刷は出版の勲章みたいなものですか。なるほどー。世の中的には、売れる本=いい本と思われがちだけど、実はそうとも言い難い現実もありますよね。結局のところ、本当にいい本というのは、自分のしっかりした価値基準でもって判断するしかないのかなぁと思っています。 それにしても、出版社からは前予告や前宣伝が一切ない中で、ここまで売り上げたのは凄いといっていました。まだ発売して1か月経ってないんですよねぇ、そういえば。 |
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2009/04/22 11:37
増刷がほぼ決定おめでとうございます♪
そんなに売れると、ひょとすると、業界筋では、できない問題があると「なんか恥しい」なんて気分になるでしょうか?(その辺の気分はよく分りません) 問題の方は場合を複雑化しているようなので、まずは、例題だけ回答を見ずにやることにいたした。(言い訳です(苦笑)) 数学者の方の書いたものなので、構成が特殊問題から、一般化みたいな感じになっているのかなと思っています。(全部は、読んでない証拠) 超揮発性メモリを持つ私は、頭の中ではだめなので紙に書いてやってます。面接ではないのでお気楽にです。(笑) 面接で筆記用具なしに解答できる人はスゴ~イとしか言いようがありません。 例題は、ストーリーが面白く書かれているので中高生の数学の授業あたりでも使えそうな感じです。 障害は、先生がわかるかどうかかもしれません(笑) 例題の解答は覚えても、問題の方は皆目わからなかったりしたらどうしましょう。 先生の実力も問われますね。 |
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2009/04/23 00:50
サガさん
ありがとうございます。 サガさんのいうように、この問題がアメリカのGoogleなどでは面接問題で使われているのかと思うと、凄いものを感じますよね。日本の情報システム部の採用問題でもぜひこういったネタを出せばいいのに、なんて思ったりします。 紙もペンもないなかで、頭で計算して答えを出すのって、そうとうに高いレベルの能力が要求されますよね。 |
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2009/04/23 09:37
プログラムの一番肝心な部分は、散歩しているときに思いつき、歩きながら検討するのが普通と思っていたけれど、違うのかな。あるいは風呂の中とか。
机の前に座って、良いアイデアが出るとはとても思えないのだが。 ということで、とりあえず、この本の問題をいくつか頭に詰め込んで、散歩しながらつらつら考えると解けるかも。それも、解答以上の解が。なお、考えすぎて、電柱にぶつかったり、池に落ちたり、車と喧嘩したりしないようにするのも忘れずに。 |
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2009/04/23 19:47
H.Millsさんへ
思うに、紙と鉛筆なしで出来る人は詳細の説明なしに鳥瞰して筋道が見えていまう人だと思います。詳細説明は後からの付け足しなのではないでしょうか。 パソコン初心者さんへ 電車の中でも危ないので注意しましょう。 座って目をつぶって考えるのは、さらに危険です。 山手線を一周しないようにご注意ください。 (酔っ払ってやる人はいるようです(笑) かく言う私も、酔って終電で高尾まで行ってしまったことがあります。非常に高額のタクシー代が必要になりました(苦笑)) |
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2009/04/23 19:52
パソコン初心者さんへ
机に向かうのは、コーディングするときだけだったりするのでしょうか。 |
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2009/04/24 22:13
はい、アルコムするときと、メールを見ているときと、Eclipseなどでごちゃごちゃプログラムを弄っているときですね。あ、あと、ネットを徘徊しているときです。
プログラムの設計というか、アイデアを考えるのは机の前ではないですね。うまくいかなくてコーヒータイムを取っているときの方が考えていると思います。 人間の脳も、寝ているときの方が活発とか、脳は眠っているときも活動しているとかの話があるように、一服しているときがとても重要ではないですかね。 |
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2009/07/02 00:00
ちょいっとお知らせです。
アルク会報誌『マガジンアルク』の今月号(2009年7月号)にて、先般出版しました『プログラマのための論理パズル』がなんと3名様に読者プレゼントとなりました。 h 32ページ目に掲載されています。お手元に届いた方はぜひチェックを。 掲載ページ拝見させてもらったんですが、とても綺麗なデザインで紹介されておりました。また、書評も素敵な文章で仕上げていただき、非常にうれしかったです。 アルクさん、有難うございます! |
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